MOTOROLA M702iS 専用 「くるくるminiUSB充電器」の試作レポート
前回はピンプラグ/ジャックを使ったアタッチメント方式の充電器を試作しましたが、
今回は「くるくる」ケーブルを使っての試作です。
(モノラル3.5Φプラグ/ジャックを使った試作は次回とします)
※オスを「プラグ」、メスを「ジャック」って言うんですね、知らなかった。。。
また、miniUSB側の結線の疑問も解決したかったので、今回はテスターを引っ張りだしてきました。

・くるくるケーブル

ダイソーで購入しました。¥300もしたんですよ、まったく。。。
【バラす前に。。】
とりあえず、買った状態でM702iSとPCを接続しました。
充電はせずデータリンクしました。予想通りですね。
【結線状態】
次に、miniUSB側をカッターとマイクロドライバーでこじ開けてパーツを取り出し、結線状態を調べました。
パッケージの裏に書いてある通りの皮膜に覆われた銅線が5本入っていました。
(銅線の先にハンダ付けしないと通電チェックがめんどい等、取り扱いにくい線ですが、
ケースに収納した時にショートしないなど良い面もあります)
色別の結線状態は次の通りです。
金・・・ +5V
赤/金(混合)・・・GND
緑・・・シールドGND
青および赤・・・データ通信用
今回使用する線は、「金」および「赤/金(混合)」のみです。
※結線に関してお世話になりました。「私のPDAの歴史」さん。
【とりあえず直結】

データ通信をNOPにして、電源部分のみを再結線しました。
(緑のシールドGNDも後で結線しました)
早速M702iSで試してみると。。。
ダメです。充電しません( _ _ )..........o
どうやら、miniUSB側にもなんらかの仕掛けが必要です。
・miniUSB結線の謎
【またまたパーツのバラし】
以前ヤフオクで購入した、USB-miniUSB直充電器のアタッチメントパーツをバラしてみました。

さきっちょのminiUSBがアタッチメント方式になっています。

ありゃ、なにやら抵抗があるじゃないですか。。
そうなんです。Motorola RAZR V3 mini-USB Charger pinoutにあるように、
充電させるための結線仕様があったんですね。。。
回路図にすると、

こんな感じですかね。(手書きですみません)
【実際の結線は?】
ただ、実際の結線をチェックすると、2番と4番がショートされていません。
要するに、
充電させるには、
4番と5番に200kΩの抵抗をかませてショート
ってことですか。
抵抗値を計ってみると200kΩでした。仕様通りですね。
【改造してみる】
筒状のコネクタを取り外し、miniUSB単体にします。
そして以下のように結線します。
USBの「金」→miniUSBの1番
USBの「赤/金(混合)」→miniUSBの5番
ハンダ付けするにも端子の幅が狭く、たいそう苦労しました。。。
あと、テンションに耐えれるように、ビニールテープを細く切って、
引っ張り防止玉(ケーブルにぐるぐる巻)を作ってケースに納めました。

できますたっヽ(´▽`)ノ
早速充電してみると。。。

ちゃんと充電してますやんっ(・∀・)イイ!!

結局、このままでフル充電できましたぁ~ヽ(´ー`)ノ
ちなみに、くるくるケーブルに元々あったminiUSBパーツは、
4番端子がありません(1~3番、5番の4端子のみ)ので、
最初から自作する場合には、4番端子のあるminiUSBパーツを
購入しないとダメですね。
なお、このレポートを参考にされて失敗(携帯本体の破損やその他の事故等すべて)
されても当方は一切の責任を負いませんのであしからず。
あくまで、自己責任で作業を行って下さいね。
次回はアタッチメント方式の充電器試作にチャレンジします。
ではまたね。