Windows2003Server HDDの引越しとパーティションサイズの変更。。。
本チャンサーバーの予備として、また開発用としてノートPC ( ThinkPad T42p )に
Windows2003Serverをインストールしてあるのですが、
システムドライブの容量が不足してきました。
ことの発端はVisual Studio 2008をインストールした後のこと。
うぉ、残り5GB未満やんけ。。。
そりゃそうだ。
Visual Studio 5.0・6.0・.net初版・.net2003・.net2005・.net2008にそれぞれのMSDNライブラリー、
SQL Server 2000と2005に各種SDK、Windows Mobile開発ツール等々。。。
こんだけ入れたらシステムパーティション50GBじゃ足らない。
つーことで、新しいHDDに現在のOSをそのまま移行、できればシステムパーティションの
サイズも大きくしたい。。。
(OSの再インストールは面倒だしインストール後の環境設定も大変やし。。。)
と考えたのが一週間前。
ようやく移行が完了したのが昨日の日曜日。。。ハァ━(-д-;)━ァ...
とりあえず今回は成功手順を備忘録として残します。。。
[ コピーコマンダー8を使用したWindows2003Server HDD移行とdiskpartを使ったパーティションサイズの変更 ]
・移行前の環境
HDD 100GB (システムパーティション:50GB・データパーティション:50GB)
・移行後の環境(目標)
HDD 160GB (システムパーティション:100GB・データパーティション:50GB)
■ディスクコピー
①移行前の環境でOSを立ち上げる
(LBコピーコマンダー8がインストールされていること)
②新しいHDD(160GB)をUSB2.0で接続する
(この時、新しいHDDに対してはなにも操作を行わない)
③LBコピーコマンダー8を立ち上げる
(この時、ウィルススキャンが実行していないことを確認する)
③-1「ハードディスクのコピー」をクリック
(ウィザードが出てくるのでそのまま次へ)
③-2コピー元ディスクとコピー先ディスク(新しいHDD160GB)を決定する
③-3詳細設定で「コピー先のディスク容量を変更しない」設定を行う
③-4ハードディスクコピーを実行する
(OSが起動していてもシャドウコピーで丸ごとコピーされます)
コピー完了後の新しいディスクのパーティション構成は次のようになる。
HDD 160GB ( システムパーティション:50GB、データパーティション:50GB、空きパーティション:50GB)
④新しいHDDが正常に起動するか確認する
(ThinkPad T42pのHDDを入れ換えする)
→起動しました。。。すごいぞ、シャドウコピー。。。
⑤正常起動の確認後、移行前の状態に戻す
(もう一度ThinkPad T42pのHDDを入れ換えする)
■パーティションサイズの変更
・Windows XP/2003Server標準のdiskpart.exeコマンドを使ってパーティションサイズを変更する
このコマンドについては、
「徒然なるままに」パーティションサイズを拡張する「diskpart」コマンド
「徒然なるままに」続・パーティションサイズを拡張する「diskpart」コマンド
Windows TIPS:ディスクのボリューム・サイズを拡張する
が詳しい。norimaki2000さん、多謝です。
①Windows2003Server以外のOSが動作するマシンをもう1台用意する
(diskpartの制限によるもの)
(今回はWindows XPが動作するノートとは別のマシンを用意した)
以下、別マシンでの動作とします。
②新しいHDD(160GB)をUSB2.0で接続する
③diskpartコマンドの制約通りにパーティション構成をデザインする
システムパーティション直後に空きパーティション50GBとなるようにする。
「コンピュータの管理」-「ディスクの管理」でパーティションの生成、削除を行う。
デザイン後の新しいディスクのパーティション構成は次のようになる。
HDD 160GB ( システムパーティション:50GB、空きパーティション:50GB、データパーティション:50GB(データそのもはコピーされていなくてもよい))
④コマンドプロンプトを開く
⑤diskpartでパーティションサイズを変更する
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//コマンドログは以下の通り
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//コマンドを入力
$diskpart
//ディスクのマウント状況を確認
DISKPART>list disk
//ディスクを選択
DISKPART>select disk N (Nはターゲットの番号)
//パーティション構成を確認
DISKPART>list part
//パーティションを選択
DISKPART>select part N (Nはターゲットの番号)
//ボリュームを確認
DISKPART>list volume
(この時、拡張できるvolumeの前に*があります)
//ボリュームを選択
DISKPART>select volume N (Nはターゲットの番号)
//パーティションサイズを変更
DISKPART>extend
(空き50GBを全て拡張するのでサイズ指定は行わない)
//拡張が正常に行われたことを確認
DISKPART>exit
⑥コマンドプロンプトを閉じる
⑦「ディスクの管理」で目的のサイズになっていることを確認する
⑧新しいHDDを別マシンから切り離しする
■新しいHDDで起動
ThinkPad T42pに新しいHDDを入れ換え電源を入れる。
(場合によってはcheckdiskが発生するがそのまま実行させればよい)
見事っ!起動しました。(・∀・)イイ!!
OS起動途中でアクティベーションが要求されるのでそれを実行する。
キー重複等のエラーはなし。問題ありません。
そして、データパーティションにデータをコピーする。
■その後
丸2日間、新しいHDDを使ってますが今のところ問題は発生してません。
とりあえず成功のようですね。
長文になりましたが、みなさまの参考になれば幸いです。
んじゃまたね。。。