ようこそ Users Voice へ ログイン | 登録 | ヘルプ

【マグネチックループアンテナ(MLA)の試作評価とその研究(コンセプトと研究に至るプロセス)】



1.はじめに

本格的な試作開始は2019/08からです。
それまでは、2014/02に試作した0号機を使っていましたが、当時のハンダ付け技術が未熟で、給電部分の断線が頻発したため、2019/08に初号機を試作するに至りました。

試作評価・研究を開始するにあたり、MLAの技術・理論は以下のHPを参考にしています。

【受信専用マグネチック・ループアンテナ】

【中波受信用 MLA について】

2014/02の0号機以前に試作したMALがジャンク箱に残ってました。見よう見まねで作ったものです。なんというか、アハハ物ですね...


0号機の実物はもう残っていませんが、刈谷市時代の0号機の写真です。



2.研究コンセプト

初号機を試作してみて、MALには何か無限の可能性を秘めてる予感がしたので、以下のコンセプトを決め、終わりのない研究を始めました。
(初号機の試作過程は別途ブログで書きます)

(1) 受信のみに特化し「非同調・非共振」であること
(2) 構造が単純であり小型軽量を目指す
(3) ループ(円)を可能な限り保持するよう努力する
(4) 基本的に対象型(平衡型)を試作する(※1)がこれ以外の方法(※2)でも試作する
(5) 既存の結果を鵜呑みにせず自ら実験すること

(※1)研究準備として「対称型・不平衡型」の受信状況を比べ、S/N比の良い「対称型(平衡型)」を試作することに決めました。0号機は不平衡型でした。
(※2)YouLoopなど。△Lopp7はアクティブ同調型なので対象外。

【DIY: How to build a Noise-Cancelling Passive Loop (NCPL) antenna (YouLoop)】

【A20 新しい概念のループアンテナ Youloop 注目を浴びる】


3.MLAとの出会い

2014/02
当時(でもw)、数十年ぶりにBCLラジオを購入。

台湾製の SANGEN ATS909xです。


次に、受信アンテナをどうするかあれこれ考慮しました。
その時は刈谷市のレオパレスに住んでいたので、ワイヤーアンテナは最初に除外。
小型・軽量で感度の良いものはないか?と探した結果、以下のHPに遭遇、MLAに辿り着きました。

【受信専用マグネチック・ループアンテナ】


試作するための設備も環境も無かったので、とりあえず簡単に作れそうな「不平衡型」を試作することにしました。

Mコネも無く、ケーブルも大昔に作った
【WILLCOM用23段コーリニアアンテナ】
の余り(5D2V、5D5FA)しかなく、8DFB-LITEは新規購入しました。

刈谷市時代の0号機。R=88cm程です。


給電部分はMコネを使わず引き込み線に直接ハンダ付けしています。
当時は、タッパーをジンクスプレーで保護していなかったで、半年毎に交換してました。
タッパー(ポリプロピレン)は紫外線を浴びると硬化し、ちょっとした刺激で粉々にに割れてしまいます。

(動画)0号機で受信したSIBC(Solomon Islands B.C.) 5020kHz。ソロモン諸島からの放送です。


この後0号機は、刈谷市→東京都江戸川区→愛知県小牧市→名古屋市中村区 と引越先で活躍しましたが、2019/09 その役目を終えました。

中村区での最後の姿(2019/08)。江戸川区でMコネ化しました(2014/05)。


(Mコネ化:MP8の恥ずかしいお話はまた別途ブログで書きます)


長くなりましたが、私のMLA研究に対する基本的な方針は以上になります。

それではまたっ!




コメントの通知

この投稿にコメントが付いた場合にメールを受信するには、登録してください。ここ

また次のフィードから、お気に入りのRSSリーダーを使って最新の状態を知ることもできます。 コメントのRSSフィード

コメント

コメントはありません

どのような感想ですか?

(必須)
必須
(必須)