【マグネチックループアンテナ(MLA)10DFB R=161cmの試作と評価 (1)】
1.10DFBで試作する動因
1FキッチンにYAESUのFRG-7を設置した際、最初はお蔵入りの、8DFBで試作したR=86cmのMLAを繋げていました。
引き込み線が少し長い(約11m)せいか、13MHz以上のハイバンドと中波の受信感度が良くありません。
そこで、10DFB R=83cmで試作した、これまたお蔵入してたMLAに換えてみました。
8DFB R=86cmのMLA。
径は異なりますが、10DFBで試作したR=60cmのMLA。
給電部分がタッパーの古い作りになってます。こちらは実際に換えたMLA。
(タッパー:ポリプロピレンは紫外線にとても弱いので、亜鉛入り塗料を塗布して保護する必要があります)
なんとなんと!全体の感度がS2以上アップ、中波からハイバンドまで満足のゆく受信結果となりました。
「同程度の直径で同軸が太ければ感度が上がる」ことが証明できたようです。
8DFBと10DFBの違い。細い方が8DFB-LITE(FUJIKURA)、太い方が10DFB(関西通信電線)
(動画)10DFB R=83cm MLAで受信したブラジル局 R.Voz Missionaria
そこで、この10DFBを使って、過去最大直径のMLAを試作しようと思いつきました。
2.MLAの直径R決め
しかしである...
10DFBはとても高価なケーブルでありまして、いままで手が出ずに購入を控えておりました。
今回は思い切って、Amazonで切り売り10mを購入!(税込¥7200 ...あぁ)
これを5m×2にして、名古屋用と実家用のMLAを2本試作します。
円周=π×R の公式から、
直径Rは、500cm÷π≒160cm になります。チャレンジするには丁度よい直径です。
3.同軸ケーブル切り出し
メーカーは関西通信電線でした。
本当はフジクラを使いたいのですが、値段がほぼ倍になるのでこれで我慢です。
切り出し開始。関西通信電線のケーブルは固くて取り回しが大変...ちょっとした武器になります(マジで)
今回はここまで。それではまた!